こんにちは!
本日は腸シリーズの【その2】です。
今回は、腸の中にいる
腸内細菌について書きますね!
前回では『腸』が
-身体や脳に対して影響を与えたり
-生命維持等の理由により、時によっては
腸の回復が他の事よりも優先される。
こんなお話を生命進化の歴史等も交えて
みたりして、書きました。
今回は一歩進んで。
腸の中の大事な住人たちの事
について書きますね!
■なんと1000兆個もいる
物凄い数ですね!
腸内細菌の数は500~1000兆と
語っている文献が多いですかね。
ヒトの細胞数は60兆個といわれてますから、
それをも遥かに凌駕する数です。
その1個1個が生命体であることを
想像してみると凄いですね!
そう言えば。
カラダの”細胞”組織も元々は
1個1個で生命体だったと言われていて。
それが多細胞生物になったときに、
役割分担や協調を始めたそうです。
あと細胞中の”ミトコンドリア”も。
原始時代には原始的ないきもの的なモノで。
それがいつの間にか動物細胞の中に
住み着き、共生し始めた。
そのおかげで動物はとても効率の良い
エネルギー産生回路を手に入れた。
・・なんて事も研究で言われてます。
(長寿・がん抑制等にもミトコンドリア
活性化は良いみたいですよ)
それでも。『腸内細菌』は
人間の細胞よりもさらに数が多いんですね。
カラダの中はホント凄い事が動いてますね!
ちいさな生命体だらけだ!
■実は菌はあちこちに居る
菌とゆうと。もうそれで画一的に
”なんだか汚い。いやー殺菌しなきゃ!”
なんて思う事もあるかもしれませんが。
それは近年の教育や風潮、
ビジネス上での広告宣伝等によるもので。
人間のあちこちに菌は存在してます。
それが普通です。
口・肌・消化器など含めた表皮組織
(消化器内側の表面組織も表皮組織です)
のあらゆる場所に棲んでいて。
彼らがいるおかげで、人間は助かってる
部分も多大にあります。
そのなんとゆうか
腸内細菌のバランスとかのイメージは
”超多彩な花が植わっている、
野生の巨大なお花畑”
・・・的なイメージなんですが。
もしくは自然の森とかですね。
腸内フローラって言いますものね。
で。彼らは・・・
■①防御してくれる
その細菌のバランスや適正数が崩れたり、
あまりにも無菌化・殺菌すると
カラダを防御する機能が
著しく下がったりします。
そのお花畑があるからこそ。
侵入者(著しく悪く働く病原菌等)を
防御でき、腸内表皮等の機能維持にも
役立つんです。
代表的なのは乳酸菌・ビフィズス菌が
病原菌を取り囲んで攻撃していく
実験シーン等でご覧になれますね!
逆に。殺菌しすぎたり、
棲んでいる細菌を弱める事ばかりすると、
その防御機能も下がるので
・侵入する病原菌に対し弱くなったり、
・り患し、暴露される機会も増えて
・免疫細胞が常時働かなきゃいけなくて
暴走したりアレルギーの原因になったりします。
すると。
さらに病気の症状がでやすくなるので
人が菌をむやみに怖がってしまうので。
さらに殺菌的な活動ばかりやりすぎちゃう
・・・こんな悪循環が多いように思います。
ちなみに私も一時期そうでしたが(笑)
単純に、自分の通常ならば持つはずの
防御機能が下がっていただけ
じゃないかな、と今は思います。
・・・と。ここまでは割と
皆さんがご存知なのですけど
■②分解・解毒・栄養を合成する
さらには。腸壁を通過して人間が栄養分として
何か栄養を吸収するまでには。
消化器がいろいろな形で
頑張って分解・消化しようとするんですが。
(※コレかなり生物としては大変なのです。
消化活動に非常に多大なエネルギ―を
生き物は消費しているんですね)
これと同時に。
腸内細菌がこれをサポートしてます。
(人間側都合での視点ですけどね)
この腸内細菌が、摂取したものを
人間に有用な物質や栄養分へと
-分解したり、解毒したり
-なんと。有用な栄養や物質を”合成”
してくれる。そんな働きがあります。
Net上にも色々それら情報がありますね。
(例)Wikipedia”腸内細菌”
他にも例えば、
腸内のとある細菌Aが、
また別な善玉菌Bにとっての
有用な餌になる成分を創ったり、
壮大な『生態系』が腸の中にあります。
草食動物等だと、
人間よりも、さらにそうです。
この腸内細菌の働きがもし無いと
栄養の分解合成がかなり難しいですし
牛や馬、等はあんなに大きな体を
維持できないと思います。
コアラは、親から受け継がれる
特殊なタイプの腸内細菌がないと
そもそもメインの食材である
有毒であるユーカリの葉っぱを
解毒できないんですよね。
■どうも腸内細菌も、ヒトに影響を及ぼす
善玉・悪玉・日和見菌とかいろいろ
言われているのがありますが。
実際は
・種類数は約3万種。
・重さにして1.5kgぐらい
いるんですね、・・・凄い。
(種類数のこの3万。実は大まかで、
わかっている範囲に過ぎない数字?かも
しれないと思っています。生命体なので
系統・遺伝子がありますので。)
で。バランス・数がある程度の範囲内に
保たれていればいいんですが。
いわゆる
-悪玉が好むような生活
-腸内や周囲にいる細菌をいじめる生活ばかり
長年に渡りしていると。
当然・・・悪玉的な菌が増えるし
日和見的な菌も悪玉側に加担します。
(※ちなみに。
出産時~幼児期の間に
親から貰って育てた菌バランスがあり、
それが割とかなり強固に20歳ごろ迄は
維持されやすい傾向です。
大人は長年に渡り無茶を続けると、
バランス維持に耐えにくくなる傾向です。
親の、特にお母さまご自身の細菌環境や、
子供期の食生活等も、お子様の腸内環境を
形成する上では影響大なんですね。)
そして、この菌も”生き物”なので。
自分達の種族の優位性や繁栄を
強化しようとしますので。
もしそういった悪玉菌が多い時には。
悪玉菌が好むような食物摂取や生活を、
人間側がよりもっとするように、と
菌側が、人間をより【誘導する】
そんな傾向があるように感じます。
もっとオイラたちごのみの
食べ物よこせー!(笑) by悪玉
・・的なことが
腸内⇒神経ホルモン系⇒脳に伝わる。
こんなイメージの事が起きます。
データ&理論の完全なる立証は
世でまだされていませんが。
体感・経験則からしてみても。
・・・この通りの事がおこりました。
例えば最近では、言葉としても
”やせ型腸内細菌”
”肥満型腸内細菌”
とゆう言葉もあるように。
■実験でも
実際に
マウスでの実験では。
全く同じ食物を与えていても
・肥満型の腸内細菌を、
エサと一緒に与えているマウスが
・やせ型を与えたマウスに比べて
やたら体重が増えたり。
糖尿病の傾向がでたり。
実は人間でも
ほぼ同様の実験があります。
・アフリカ在住の、アフリカ系原住民と
・アメリカ在住の、アフリカ系民族で。
しばらくの間。
お互いに逆側へ移住してみて、食を含む
生活スタイルを互いに入れ替えたら。
・腸内細菌の『菌種の分布』も、
その実験を行う前後では
お互いに【逆転】して。
・体重や肥満度も【逆転】したようです。
・そしてジャンクフードなどばかりを
食べる側は。それらばかりをさらに
どんどん求める食の欲求傾向が強まった。
どちらがどうだった。
とゆうのはご想像がつきますよね?
(※ちなみにこのケースの
アメリカ的生活とは。いわゆるステレオタイプの
安いファストフード・ジャンクフードが
メイン食材とゆう、アメリカの中でも、
あまりオススメをしないような傾向に
あえて過剰に極端に寄せた食生活です。)
(※なお現在のアメリカ中産階級の
食生活や流通してる食材の平均的なレベルは
どうも日本の平均値よりも良くなっている
ように感じる位、大きく改善されておりまして。
健康意識がとても高まっている印象でして
一般的なイメージと最近は少々違いますよ!)
他のいろんな病原菌などでも。
もしそれが感染しとりついたときに
宿主をコントロールしたり、行動傾向に
何か特定作用をする菌は沢山ありますし
(狂犬病・脳炎等)。
こういう働きが起こっても
不思議ではないのかな?と思います。
とゆうわけで。以下、本日のオチです。
■改めて・・バランスが大事
このバランスを育てたり、
適正範囲のバランスを取り戻すには、
当社の食習慣サービスもおすすめです。
またこの腸シリーズの中では、
書面伝達での誤解を与えにくい範囲で
オススメ事項を少しはご紹介できたら。
と思っています
・・この誤解防止がなかなか難しく(^^;)
■多様性、そして実は悪玉も必要では
実は・・・この”悪玉”などの名づけ方は
私はあまり的確じゃないなと思ってまして。
いやいや。そんな悪(笑)だなんて・・・
彼らは単純に生きて食べて分解してるだけ。
たまたま彼らが好む事ばかりしてたから
増えてしまっただけで。
腸内へ、悪玉ちゃん好みの食材ばかりを
摂取したりしたから、ですよね。
もしも悪玉が全くいないと。
そもそも消化器官だけでは
栄養に変えたり解毒分解が大変なので。
そして悪玉菌側からすると食べ物なので。
腸の中の”そういったモノ”を
分解しようとして居るだけだなあ。
と思うんですね。
もし彼らがいないと。
いわゆるあまり沢山はとりすぎないほうが
いいかもしれない食材等が
もしもカラダに入ってきた時に、
消化器官だけでは解毒分解が大変だから。
人間側も少々困るのでは?と思います。
現代生活だと、なおさら無理じゃないかと。
彼ら悪玉があまり増えたのは。
もしそうなら、それは自分次第なんだなー。
と思います。
そもそもは。
いろんな食材等へ対応できるように。
カバーできる『範囲』を持つために。
色んなタイプの腸内細菌の幅・種類数が
存在してる、居てもらってるのではないかと。
・・・こう思うんですね。
もちろん。
悪玉があまり増えすぎると
すっごく悪さしちゃうんですけど!
オナラも臭くなったり(笑)
ま。ですからあくまで便宜上の呼び名
として解釈しています!
(※ちなみに盲腸なんですが。
腸内細菌の”多様性”を保つため、
摂取物の多様さへの対応力を持つ上で
盲腸が大役を果たしてるのではないか?
という世の研究テーマもあります。
腸内細菌の種類数をキープする貯蔵庫役、
多様な食材や侵入してきたモノに対する
対応法の免疫学的な記憶情報等を
保管してるのでは?、的な研究です)
無理やりに。
短絡的に、機械的に。
何かを強制的に超偏って投入したり、
画一的に悪玉を敵視して無理やりに
人工的なもので殺そうとしたりするのは、
この壮大かつ精妙な
1000兆・3万種・1.5kgもいる
腸内フローラとゆう
超大規模な自然に備わったお花畑
から想像すると。
なんかちょっと不自然かなぁと思っています。
むやみに
そんなことしない方が自然だし
そんな不自然をあまりしなくても、
適正なバランスを育てる事はできますよ
とゆうわけで。
-バランスを
-自然に、自然な形で
-保つ、育てる
これが大事になるわけなんですね!
・・・とオチは割と普通なんですが。
オチへ至るまでの
-仕組み・作用
-腸内細菌の大事さの意味合い
にどうぞご着目してくださいませ!
今回は以上でした(^^)
PS:
”細菌”⇔”最近”や
”超”⇔”腸”⇔”兆”などが多く、
漢字変換機能が
学習を迷っております(笑)